1月 22, 2025
運動をすると痛みが楽になる?
理学療法士の前川です。
腰痛や肩こりなど、慢性的な痛みのある方は、「運動をしましょう」と言われたりお聞きすることがあるかと思います。
実際、運動を行うことで慢性的な痛みが経験するという報告は多数挙げられています。
また、慢性疼痛の診療ガイドラインにも記載されています。
運動によって痛みを軽減させる効果は、EIH(Exercise-Induced Hypoalgesia)と言われています。
EIHのメカニズムとしては、
運動を行うと、身体の中で痛みを調節する成分が分泌され、痛みを抑える効果に働くと考えられています。
運動の内容についてですが、さまざまな身体活動をすることをお勧めします。
たとえば腰痛の患者さんの場合、腰回りの運動のみではなく、有酸素運動なども取り入れるのも方法の1つです。
「続けやすい、楽しいと感じる運動」
が良いかと思います。
しかし、自分の症状に応じて行わないと負担がかかり痛みが強くなってしまうこともあります。
(腰のヘルニアをもっているひとが物を持つ動作を繰り返すなど)
また、普段運動をしていない人が突然運動をすると、痛みが出てきてしまいやすいです。
運動の方法に悩んでしまう場合は、整形外科医・リハビリ資格者のアドバイスを聞いてみてはいかがでしょうか?
参考)
慢性疼痛診療ガイドライン
Pain Research Vol.32 2017 246-251
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