第2回 変形性膝関節症から守るには
理学療法士の乙宗です。膝が痛いとお困りの人が多いと思います。
前回は変形性膝関節症とはどのようなものかを原因と症状について紹介しました。
前回のブログ記事はこちら↓
今回は、理学療法士の観点から「膝の痛みを改善するために自分でできる運動」
をご紹介します。
なぜ運動が必要なのか
変形性膝関節症は進行度合いによって治療法が異なります。
膝関節に痛みがあると、かばって力を加えられなくなり、その結果、筋力が低下して、膝は不安定になり、軟骨の摩耗が進み、さらに痛みが増強するという悪循環になってしまいます。
軽い症状では痛み止めの内服薬やサポーターで対応できますが、進行すると痛みが増強し、膝関節が動かなくなるので、人工関節に取り換える手術が必要になります。
この悪循環を取り除くために、減量と運動をすることが大事です。
膝に痛みがない方法で行える運動を行い、膝を守る筋肉を強化すると、膝の痛みは軽減されます。
膝が安定すると、軟骨の摩耗は少なくなり、O脚の進行も抑えられます。
今回は、家でできる膝の痛みに効果的な運動をご紹介します。
家でできる運動(4つ)
①脚上げ体操1 脚を挙げる高さは 反対側の膝の高さと同じくらいに挙げてください(腰は反らないで)
②脚の横上げ体操 つま先は横を向くようにして挙げてください
③浴槽の壁けり体操 ゆっくり壁を押して、緩めての動作を繰り返してください
④膝の曲げ伸ばし ゆっくり膝を伸ばせるところまで伸ばして曲がるところまで曲げてください(腰は反らないで)
まとめ・最後に
変形性膝関節症は進行性の疾患です。膝関節の痛みが悪化する前にクリニックにご相談をしてください。
診察をご希望の方はクリニックまでお電話をお願いします。
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