肩を痛めないための注意点

理学療法士の前川です。

前回の肩の記事で、肩に負担のかかりにくい寝る姿勢や運動方法についてご紹介しました。

今回は肩を痛めないための日常生活の注意点をいくつかご紹介したいと思います。

生活での注意点

日常生活で肩関節は様々な場面で働いてくれています。
例えば、物をとるとき・着替えるとき・頭を洗うときなど、意外と肩を使っています。

肩関節は、動く範囲が広く自由度の高い部位なのですが、あまり安定感はありません。
肩の動きのみで、動作が行えてしまうのですが、傷める可能性が高い部位でもあります。
何か作業をするときには、肩と一緒に体幹や股関節などを一緒に動かせると痛みが生じにくくなります。

ものをとるとき(シートベルト含)
腕だけを動かそうとすると肩の負担が大きくなります。
また、正面よりも横や後ろに手を伸ばすほうが痛みがでやすいです。
できるだけ身体の正面で手を使うことを心がけます。

<ダメな例>物に対して身体が正面を向いておらず、手だけで取ろうとしている。

<良い例>身体の向きを変えて、身体の正面で物を取ろうとしている。

服の脱ぎ着

肩をひねりにくくする服の脱ぎ着の順番をご紹介します。
・着るとき…痛いほうの腕から袖を通し、その後反対側を通します。
・脱ぐとき…痛くない方の腕から脱ぎ、その後痛いほうの腕を脱ぎます。
被り物やぴちっとした服よりは、ボタンシャツや素材が伸びる服の方が脱ぎ着がしやすいです。

おわりに

ちょっとした配慮で体にかかる負担は変化します。リハビリでは、運動方法などに加えて、良い動作方法の提案も行っています。

痛みが続いている場合には医療機関の受診をお勧めします。


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